もともとおいしいお米は、いつもどおり炊けばおいしいご飯になるものです。
いなほんぽのお米も、特別なことをしなくてもどなたにもおいしく炊いていただけます。
でも、ほんの幾つかのことに気を付けて炊いていただければ、もっともっとおいしくなるはず!
いなほんぽがおススメするお米の上手な炊き方です。
ご参考になさってみてください。
まずはお米を正確に量りましょう!
計量カップで量る場合、「すり切り1杯」を1合として量りましょう。
容量ではなく重量(g)でお米もお水も量る方が、より正確で失敗もないと思います。
※重量なら米 1:水 1.45~1.5(米 1合=150gに対して水217.5g~225g)が目安です
ここがポイント♪
1カップの量り方、意外に個人差があります。
山盛りの1カップ、目分量に近い1カップ、gにするとその差は結構あるかもしれません。
1合=150gを基準に、釜の水目盛りなどが設定されていますので、
お米の重量誤差が大きいと水加減が合わない原因にもなります。
水加減が大事!
一般的な電子炊飯器の内釜には“無洗米”用の水位目盛りがありますので、
それに従って水を入れてください。
出来上がりが少しかたいなと思ったら次は少し多めに、やわらかすぎたなと思ったら少なめに。
かたさの基準も、お好みも、個人差があります。
ベストなかたさを見つけてください。
ここがポイント♪
米粒の表面に空気が残ると吸水の妨げになってしまいます。
釜底から軽く混ぜてください。
また、その際白く濁りますが、これは「旨み層」のデンプンが溶け出したものと気泡です。
ピッとスイッチを入れるその前に
お水に吸水する時間をあげましょう。
お腹がすいても我慢、我慢
吸水の速度は、水温によって左右されますが、漬けてから30分で急速に吸水され、概ね2時間で完了し、それ以上に吸水することはありません。
夏場など高い水温に長く漬けすぎると、においや変色を引き起こす原因となる場合もあるので気を付けましょう。
浸漬後は通常どおり炊飯スイッチを入れてください。
ここがポイント♪
少なくとも夏場で30分、冬では1時間浸しましょう。
炊飯器によっては浸漬する必要がない場合もあります。炊飯器の取扱説明書を確認ください。
ほぐし上手で炊き名人!?
炊き上がり蒸らし終えたら、粒をつぶさないよう、空気を含ませるように、
底からザックリ混ぜましょう。
お米表面の余計な水分をとばし、ふっくらご飯になります。
ここがポイント♪
・炊き上がったご飯の約65%が水分です。
美味しいお水は、さらに美味しいご飯をつくります。
是非、当店の「南魚沼のおいしい湧き水」で、無洗米を炊いてみてください。
美味しさの違いにきっと気付くはずです!
水加減を間違わないために、
計量カップを使用し米の量を
きっちり計ります
たっぷりの水で手早く一気に洗います
ゴシゴシ研ぐ必要はありません
一気に手早く洗う
計量した米はあらかじめ用意したボールに入れたたっぷりの水で手早く洗います。
ショップで販売しています精米は、精米技術の向上により残っている“ぬか”の量はほんのわずかです。
そのため力を入れてゴシゴシ“研ぐ”必要はありません。強く研ぎすぎるとお米の表面にキズが付いたり、砕けたりして美味しく炊けません。
指を立て、サラサラと2~3回繰り返し洗うだけで十分です。2~3回ですと水が少し白くにごっているかもしれませんが、それはお米の旨みと栄養素です。
作業は手早く、約3分以内で行いましょう。
水をはった容器に、米を入れ、
米が水を吸水する前にさっと流す
このときは洗いません。スピードが肝心です。
米の表面についた不純物や臭いを流し、洗う途中で米が吸収しない
ようにするためです。
特に古い米にはこの作業が重要です。濁った水はすぐに捨てて
ください。
洗い・すすぎに入ります
研ぎは2~3回で十分です。流しは1~2回で十分です。
指先を立てて、力をいれずに円を描くように軽く洗います。
洗いが終わったら、水をいれ、軽く混ぜて濁りだけを流します
洗ってから炊くまでの間、お米に
しっかり水を吸わせましょう
夏場は30分、冬場は1時間
洗ってから炊くまでの間、米にしっかり水を吸わせましょう。米に対して1.4倍が理想的な水の量とされています。
水を注いだら夏場は30分、冬場は1時間しっかりと浸水いたしましょう。古いお米は1時間は浸水して下さい。
また、夏場は冷水のほうがおいしく炊けます。
しっかり芯まで水を吸わせると、ふっくらした食感とお米の甘みを引き出すことができます。
ただ、あまり長い時間浸水させると、お米がもろくなって炊いたときにベチャッとしたご飯になってしまいますのでご注意下さい。
炊飯器の目盛りに頼らず
お好みの固さで炊き上げます
好みにあった水加減を見つけましょう
炊飯器の目盛りに頼らず、お好みの硬さで炊き上げてください。
軟らかめのに炊きたいときは水を多めに、硬めがよい場合は水を少なめにします。
料理によって変えることもよろしいと思います。
市販のミネラル水(軟水)(当店販売の「南魚沼のおいしい湧き水」)や浄水器の水を使えば、よりいっそう美味しく炊けます。
また、炊飯器の性能で炊き上がりに差が出るようです。
しっかり蒸らし、余計な水分を
飛ばします
ほぐし上手は炊き名人
炊き上がったら10~15分そのまま蒸らし、ふっくらさせます。蒸らしが短いと、水気の多いごはんになります。
蒸らしが終わったら、そのままにしておくと硬くなってしまいますので、炊飯器の釜肌から底へ、底から上へとごはんをつぶさないようにしゃもじを立てて返すようにほぐします。
まわりの水分が飛んでツヤツヤのごはんになります。
(最近はおひつに移す方も少なくなりました)
炊飯器での保温は炊き上がりから5時間程度が限界です。
残ったごはんはラップに包み、 すぐに冷凍保存したほうが風味を持続できるようです。
食べるときは電子レンジで加熱すれば美味しく食べられます。
両手ですくいあげるように
やさしく洗ってあげてください
ヌカがとれてしまわないようにやさしく洗ってください
玄米は、あまりゴシゴシと洗うと、せっかくのヌカがとれてしまいますので、軽く洗うようにしてください。
両手でやさしくすくい上げるようにするとゴミなどが浮いてきますので、それを2~3度流します。
美味しいお水を使うと一段とおいしくなります
玄米は最初のお水を一気に吸いますので、洗い流してしまう水ではありますが、浄水したお水などを使うと炊きあがりが一段と良いようです。
できるだけ長く浸けることが
芯までふっくら炊けるコツです
お好みの硬さを見つけてください
玄米の量の1.5~2倍弱くらいを目安に、お好みの硬さに炊き上がるよう水量を調整してください。
これは何度か炊いて量をつかむしかなさそうですね。
洗ってからはしばらく我慢です
出来るだけ長く(6時間くらい)分量の水に浸けておくと、芯までふっくらと炊けるようになります。
玄米の持つ、お米本来の匂いを味わうためにもじっくり待ちましょう。
スイッチを入れてあとは待つだけ
栄養たっぷりの旨みをお楽しみください
玄米とは、そういう品種のお米があるわけではなく、白米に精製する前のヌカや胚芽がついたままのお米のことをいいます。
玄米は独特の匂いがありますが栄養は満点なので、精白米と使い分けてたまには玄米を楽しむ日を作ってみるのもいいかもしれませんよ。
炊いた玄米は精白米と同じように熱いうちにラップで包み、冷凍保存をすることができます。
食べる時に電子レンジで加熱すれば、美味しく召し上がれます。