106歳の映画館
皆様こんにちは。
最近はもっぱら火曜ドラマ『カルテット』にハマっている
スタッフの「たなべ(し)」です。(昨夜の放送も最高でしたね…)
少し前の話なのですが、かねてより行きたいと思っていた
「高田世界館」に行って参りました。
「高田世界館」とは、新潟県高田市にある「日本最古級」の歴史ある映画館で、
なんと今年で106歳だそうです!
その素晴らしい外観や内装、装飾のひとつひとつを写真でお見せできないのが残念でならないのですが、もう「レトロ」なんていう安易な単語では言い表せないほどの、圧倒的空間。
明治・大正時代の洋館を彷彿とさせるアールデコ調の天井装飾、
目に鮮やかな赤いカーテンや椅子たち、
そして、今も現役で活躍する巨大な映写機と映写室!
そのひとつひとつにまんべんなく興奮し、映画上映の直前まで館内をウロウロ、
写真も撮りまくってしまいました…
さて、そんな素敵な空間で私が鑑賞したのは、
話題のアニメ映画『この世界の片隅に』。
戦争映画とはいえ、戦争ものにありがちな「悲惨さ」や「人の死」をフィーチャーするシーンは一切なく、戦争中でも当たり前にある「人々の日々の営み」や「恋」や「ユーモア」がとにかく丁寧に美しく描かれています。
それは現代に生きる私たちの日常となんら変わりがなく、
だからこそリアルに主人公の痛みや喜びが伝わってきました。
もちろん悲しいシーンもあるのですが、「死の悲しさ」よりも「生きることの輝き、力強さ」に胸を打たれる、本当に素晴らしい作品です。
そんなこんなで、圧倒的な建物のパワーと圧倒的な感動作にすっかり心酔しきった私。時空を超えてしまったその気分は上映後もなかなか元に戻らず、
今が2017年という事実に戸惑いを隠しきれませんでした(笑)
「高田世界館」と『この世界の片隅に』、どちらも猛烈におすすめです。
お近くの方もそうでない方も、ぜひ足を運んでみてください(´ー`)
ではでは、来週の「お米日和」もお楽しみに☆
お米の通販店いなほんぽ(2017年02月08日)
担当:たなべ(し)